まだまだ新型コロナウイルスの話題が治まる気配がない今日この頃ですが、2020年から2021年に変わる今年の初詣はいつもと違った参拝になりそうです。

年末年始の初詣はたくさんの人が神社に訪れるため、各神社でも徹底した感染予防対策を進めており「密」を避けるために初詣の期間を延長したり、縁起物を12月から扱うなど「分散参拝」を呼びかけています。

今回は各神社の対策や変更点などを中心に富山県でも人気の神社の詳細を紹介したいと思いますのでぜひ参考にして頂き、引き続き新型コロナウイルス対策を徹底していきましょう。




日枝神社

日枝神社は「山王さん」でおなじみのとても有名な神社で富山の中心部にあるため、正月には約25万人もの人が訪れます。そのため、今年も多くの人が参拝に来ることが予想されるため感染対策として初詣の期間を2月まで延長することにしたそうです。

現在、日枝神社拝殿、麄香神社、稲荷社、水天宮、春日社の鈴の緒の利用は停止されています。各所に消毒液設置、手水舎のひしゃく等も撤去されています。

また、令和3年1月1日から31日までの企業・団体の新年初祈祷は、新型コロナウイルス感染予防対策のため人数制限が設けられています。

詳細は日枝神社ホームページにて確認してください。なお、一般は予約を受け付けていないそうなので参拝日に直接日枝神社にて受付をしてください。

開門時間

12月31日 6時~12時

1月1日  0時~17時

1月2日以降 6時~17時
※お札、お守り、縁起物の授与時間についてはホームページを確認してください。

日枝神社の御祭神とご利益

富山日枝神社の御祭神は、以下4柱

【主祭神】
♦大山昨神(おおやまくいのかみ)

♦大己貴神(おおなむちのかみ)

【相殿神】
♦天照大御神(あまてらすすめおおみかみ)

♦豊受大御神(とようけのおおみかみ)

■日枝神社のご利益■
五穀豊穣、家内安全、安産、交通安全、事業隆昌、厄祓い、縁結び、商売繁盛

日枝神社の御朱印

日枝神社の御朱印には、「富山山王さん」の文字が入っており、祭りの時期には限定御朱印があるほか、お正月には干支スタンプが入るようです。1月1日から31日までの御朱印は書き置きの御朱印のみ。

写真左が通常御朱印、写真右が「山王祭り」のときだけに頂ける限定御朱印

日枝神社
〒930-0064
富山県富山市山王町4-12
TEL:076-421-6318
ホームページ https://www.hie.jp/




富山県護国神社

富山市で初詣といえば、日枝神社か護国神社というほどたくさんの人が集まる神社なのですが、護国神社では新型コロナウイルス対策として三が日に特設している初詣用のさい銭箱を11日まで延長して置く予定となっています。

また、護国神社でも祈祷殿に入る人数は1回10組に限定されています。

1日から11日までの間は手水舎の利用は不可、鈴緒の設置なし。

授与所でのお守り、お札、縁起物の頒布は、

1月1日 0時~21時30分

2日~3日 8時30分~21時

4日以降 年中8時30分から17時 となっています。

密を避けて参拝して頂くようにとのことで、12月にはすでに破魔矢や熊手などが購入できるようです。

富山県護国神社の御朱印

富山県護国神社では、日本を守るために戦争で亡くなった富山県出身の方のご英霊が祀られているということもあり、御朱印には「高田豊志命」さんという方が家族に遺言として送られた最後の手紙のなかの「母上さま」宛として書かれた歌が書かれています。

御朱印帳は置いてありません。御朱印を頂く際も「初穂料は頂いておりません」とのことで、拝殿のお賽銭に気持ちを入れてお返しするのが良いかと思われます。

富山県護国神社
〒930-0077
富山県富山市磯部町1-1
TEL:076-421-6957
ホームページ http://www.toyama-gokoku.jp/ 




射水神社


射水神社では、1月1日に2つの社殿で新春特別祈願をご奉仕、授与所は増設され「密」を避ける工夫がされるようです。

射水神社でも12月19日から縁起物や干支置物などが全て揃っている状態なので、毎年行っている方は早めに買っておく方が良いでしょう。

射水神社といえば、平成31年の1月1日から新たに授与された「一守(いちまもり)」が面白く、とても人気があります。白の「一守(いちまもり)」は毎月1日にしか手に入らない貴重なお色となっています。

合わせて読みたい

射水神社の御祭神とご利益

【御祭神】
豊穣・みちひらきの神様
♦瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)

■射水神社のご利益■
五穀豊穣、商業繁栄、家内安全、縁結び、開運厄祓、みちひらき

射水神社の御朱印

2019年の三が日には「初日の出」の御朱印を限定で授与されていました。写真は通常の御朱印。

射水神社
〒933-0044
富山県高岡市古城1-1
TEL:0766-22-3104




櫛田神社

例年10万人もの人が訪れる櫛田神社では2021年の1月1日から、スマホやタブレット端末、御朱印帳に貼って携帯できるオリジナルのお守り「天地守(あめつちまもり)」と「御朱印守(ごしゅいんまもり)」を販売するそうです。

マイクロファイバーとシリコンゴムを使ったお守りは何度も貼り直せる優れもので、2種類で1500枚が準備されています。(価格は1枚800円)

また元旦は午前0時から開門、参道には茅の輪が設置され3日までは神馬がいるそうですよ。

櫛田神社の御祭神とご利益

【御祭神】

♦櫛稲田姫命(くしなだひめのみこと)

♦武素戔嗚尊(すさのおのみこと)

■射水神社のご利益■
夫婦円満、家庭和合、、縁結び

櫛田神社の御朱印

綺麗な青をベースとした御朱印帳にカラフルなステンドグラスがデザインされた御朱印帳はとても印象的で人気があります。御朱印は季節によって変わるそうで写真は風鈴トンネルの時期のもの。

櫛田神社
〒939-0413
富山県射水市串田6841
TEL:0766-54-1733
ホームページ http://kushida.main.jp/




まとめ

年が明けたら初詣に行くのが当たり前になっている私たち日本人にとって、三が日に神社に行かないというのは何だかソワソワしてしまいそうですね。初詣は一般的には1月1日から3日までの三が日か「松の内」までに行くのが良いとされているそうです。「松の内」とは、門松を飾っている期間のことを言います。東日本では1月7日、西日本では1月15日までが「松の内」とされています。しかし、神社庁によると、「初詣の期間に明確な定義はない」とのことで、ご利益は変わらないため分散参拝をおすすめされています。新型コロナウイルス対策のためにも、先に縁起物などは買っておいて人が少ない時間・日にちに参拝し今はコロナの収束を願いましょう。皆さんにとって素敵な1年になりますように。