現在、富山県南砺市福光町にある「にゃんとボランティアネットワーク」が約50匹ほどの野良猫の保護活動に着手されています。

非常に多い保護猫を治療したり、避妊去勢手術、ワクチン接種を施すには資金が必要です。

小さな命を救うため、少しでも協力できることがないかと、今回、必死に活動されている、ボランティアの代表である長谷川さんに連絡を取り現状を取材させていただきました。



保護活動の現状

山のうえにある、閉鎖される予定だった養豚場に子猫が捨てられていたことから繁殖し、増えてしまった猫たちの数は認識できているのが約50匹弱ほど。
※現在養豚場は取り壊し作業が行われており、関係者以外は立ち入り禁止です。

保護する場所は、私有地で勝手に立ち入ることが出きない場所となっているため、ボランティアの方とともに現地に実際に同行させて頂きました。

すでに保護済みの子たちはこの時点で33匹。現地で缶詰めのエサを開けるとやってきた子たちは目視で12~13匹ほど。隠れて出てきていない子もいるとのことなので、保護活動は一朝一夕にはいきません。

子猫の姿は探したけれど見つけることができませんでした。弱って育つことができなかったか、害獣にやられてしまった可能性があります。

エサをやっていると、野生の狸もやってきました。体の毛がなく、疥癬という病気になっているみたいです。

調べてみたところ、富山県では野生動物は自然のなかで生活している動物なので他の動物に襲われるなどの理由でケガをした動物の全てを人間が救護することは困難である上に自然界のルールに反するという考え方のようでした。

そのため、自動車にはねられるなどの人間の活動が原因となってケガをした場合以外はそのままにして見守るしかできないようです。

同じ動物なのに救護することができず、とても心苦しいのですが、猫にも疥癬が感染するため、早急な対処が必要です。

代表の長谷川さんによると梅雨が始まるまで、6月の頭までには全ての子たちを保護する予定との事です。

募金・物資援助のお願い

保護した子たちはほとんどの子たちが猫風邪を引いていて鼻水がでていました。耳が切れている子、お腹に傷がある子、手術が必要な子もいます。

現在の活動資金は底をついており、治療費はボランティアの方が自腹で出している現状です。

エサは他のボランティア団体から回してもらいながら助け合って活動されています。

猫砂1袋からでも良いのでなにとぞ援助をお願い致します!!

欲しいものリストはこちら
↓友人追加ボタン(保存)で配送先が、「にゃんとボランティアネットワーク」になります。

AMAZON欲しいものリスト

エサは少しお高いものになっていますが、栄養価が高く、早く抵抗力をつけ元気に里親さんの元に送り出せるようにとのことで選んでいる商品です。

もちろん、お家で不要になった賞味期限内のエサやおやつを送ってくださるだけでも助かります。

送り先
〒939-1610 富山県南砺市福光5428-2
TEL:090-7083-7815

エサは10~15匹だけでも6㎏ほどのエサが必要ですし、猫砂やゲージもまだまだ足りていません。小さな命を救うためにもどうか、援助または募金のご協力をお願いします。

振込先
ゆうちょ銀行 記号 13220-18168101
フジタ ミユキ

※収支は毎年1回HP上で公開されています。

里親募集中

保護した猫ちゃんたちは現在里親さんも大募集中です。

とてもやんちゃで可愛い猫ちゃんたちは、家族として迎え入れてくれる温かい家族を待っています。

野良猫だった子たちですが、人なつこくて攻撃してくることもない、とっても心の優しい子たちです。

募集は里親募集専門の掲示板「ネコジルシ」にも現在掲載中

「ネコジルシ」掲示板

もし、猫ちゃんを探している方がおられましたら、ぜひ掲示板または、にゃんとボランティアネットワークまで連絡をしてみてはいかがでしょうか。

里親になる譲渡条件はボランティア団体によって異なりますが、「にゃんとボランティアネットワーク」の条件はこちら

【譲渡条件】
1.20歳以上で経済能力のある方

2.定期健診や獣医療の必要性を理解し、あたりまえに医療を受けさせてくださる方。

3.避妊・去勢手術を必ず行ってくださる方。

4.終生愛情と責任を持って飼育し、にゃんとボランティアネットワークの許可なしに他人への再譲渡をしないこと

5.飼育できる環境に居住している方。
飼育場所が集合住宅の場合は動物の飼育が承認されていることが確認できる規約書を提出できること。

6.猫は完全室内飼育をお守りいただける方(脱走防止策を講じてください)

7.伴侶動物としてのみ飼育し、再譲渡・販売・貸し出し・展示・動物実験などに利用しない方。

8.お一人暮し・高齢者のご家族のみの方が里親を希望される場合、ご本人が万が一飼育継続ができなくなった場合に引き取って終生飼育できる保証人が必要です。

9.原則、保証人様にも同席していただき、契約書、同意書へのサインをお願いしております。
ご同伴者・保証人様が遠方の場合は、そのご住所にも書類送付し手続きを行っております。

10.契約書の内容を理解し遵守できること。

お目あての猫ちゃんがいた場合はお見合いからはじまり、正式な譲渡の前にトライアルが設けられます。

譲渡が決まった場合、ボランティア団体によっても違いはあるのですが、「にゃんとボランティアネットワーク」では、猫ちゃんによってかかった医療費や去勢・避妊手術の金額をいくらか支払うことになりますので、まずはご確認をお願いします。

最後に

こんなご時世ではありますが、一人一人の小さな援助によってたくさんの命が救われます。どうか、お気持ちだけでも構いませんので援助をお願いします。また、里親さんも同時に募集されています。新しく家族として猫ちゃんをお迎えしたいとお考えの方はぜひ掲示板をご覧ください。