こんにちは^^富山応援し隊みこりんです。
「黒薙温泉」は大自然に囲まれた最高のロケーションで露天風呂が楽しめる秘湯として人気があります。ゆっくりとした時間を山奥の秘境で過ごしたい方にはピッタリの温泉なのですが「黒部トロッコ電車」でしか行くことができません。今回は詳しい行き方や注意したいこと、実際に行ってみた感想をもとに、黒薙温泉の魅力をたっぷりとお届けしたいと思います。
黒薙温泉へのアクセス
「黒薙温泉」は宇奈月駅から出ているトロッコ電車でしか行くことができません。県外から車で来る方は黒部ICで降りて宇奈月駅のすぐそばにある有料駐車場に車を停めましょう。(黒部ICから宇奈月駅までは約20分ほど)
【宇奈月駐車場料金】
・普通車1000円(約350台)→1泊2日の場合1500円
・バス2000円(約30台)
・バイク500円
その他周辺コインパーキングあり
電車でのアクセスは富山駅から富山地方鉄道に乗り換えて宇奈月温泉駅に到着後、宇奈月温泉駅から宇奈月駅までは歩いて5分ほどとなっています。
黒薙温泉の営業期間は、トロッコ電車が運行している期間の、毎年4月から11月下旬の間しか営業していません。
まさに、期間限定の秘湯となっているのでぜひ営業しているうちに訪れてみて欲しい。
宇奈月駅に到着したらまずは、トロッコ電車のチケットを購入しましょう!当日券は窓口にて午前6時50分より販売しています。(始発は8時17分より)
当日券も買えますが、時間帯や紅葉の時期によっては満員になることもあるため、チケットはできれば予約しておいた方が確実です。また、料金は窓がないオープン型の普通客車と窓ありのリラックス・特別客車で異なってきますので詳しくは公式ホームページにてご確認ください。
窓なしの普通客車に乗る場合は季節によっては寒さ対策が必要となります。
注意:途中下車が出来ないので必ず目的地までのチケットを購入してください
終電の14時56分までのトロッコ電車に乗り遅れると「黒薙温泉」に到着することができなくなりますので、そちらも合わせて確認のうえ早めに出発することをおすすめします。
黒薙駅から黒薙温泉旅館までの道のり
宇奈月駅から黒薙駅まではトロッコ電車に乗って約25分ほどで到着です。今回は窓が付いているリラックス客車に乗ってやってきました。
下車駅とは反対側の線路を渡って、看板の後ろにある長い階段を上って秘湯を目指します。。
右側には古いトンネルがあり、今は通行禁止のロープが張ってあるのですが、昔はここのトンネルを通って黒薙温泉まで行くことができたようです。
ここを通って行くとかなり早く着くみたいなのですが、通れないなら仕方ないということで、山道から黒薙温泉を目指します。
黒薙温泉まではずっと1本道なので迷うことはありません。歩いて約20分ほどで着くと案内では出ていたのですが、実際には30分くらいはかかった気がしました。
山道なので動きやすい服装、歩きやすい靴、また雨が降っても良いように雨合羽などがあると安心です。当然ですが、スーツケースなどで来たらとんでもなく大変なのでお気を付けください。(見かけた方はほとんどが登山に行くような恰好でした)
最初の長い階段の時点でもうすでに心が折れそうになりますが、急がずゆっくりと行きましょう!
息切れはするものの、めったに見られない自然の景色は圧巻でとっても新鮮な空気が美味しいです。
景色を楽しみながら歩いたり、少し立ち止まって写真を撮ったり、自然って本当に素晴らしいと思える光景に出会えるのも、秘湯を目指す道中の楽しみでもありますね。
ただ、7月から9月にかけては血を吸うアブが発生するとのこともありますし、今回は何と蛇に遭遇して思わず声を上げてしまいましたのでお気を付けください。
途中途中にある看板で、あと何メートルかを教えてくれるので、励まされながらなんとか足を進めていくことがことができました。
途中落石注意って書いてあって、上を見たらもの凄い岩壁でした!!
黒薙温泉に近づく頃には息切れがしてもっと普段歩かないとダメだなと反省…。
到着したときはかなり感動しました。もう汗だくです。
黒薙温泉旅館
黒薙温泉旅館にやっとの思いで到着したら、受付で入浴料金を支払います。露天風呂だけの利用も内風呂の利用も料金支払いが必要です。
大人 700円 小人 300円(未就学児は無料)
有料貸しタオルがあります。足湯のみの利用不可。
受付時間:9:00~15:15
※営業は4月下旬から11月下旬まで
泊まりの場合、料金は1泊10600円から。部屋にはテレビや冷蔵庫がなく、携帯の使用もできません。食事は部屋ではなく食堂で食べるようです。
黒薙温泉旅館の入り口すぐに公衆電話が置かれていました。ちょっとした山小屋のような雰囲気で、大自然と向き合うには最高の旅館ではないでしょうか。
食事は山菜をメインとした定食のほかにカレーライスや蕎麦などの軽食もあるみたいですよ。
黒薙温泉旅館の公式ホームページも要チェック!!
薬師堂
黒薙温泉旅館のすぐ目の前には、薬師如来像がお祀りしてある「薬師堂」があります。
温泉に入り、パワーチャージして福を頂けるみたいですのでぜひ、おみくじを引いてみてください。
ちなみに、しっかりと「大吉」を引いて大満足のみこりんでした^^
黒薙温泉大露天風呂「源泉(いずみ)」
ひといき着いたら噂の「大露天風呂」にさっそく出発です。旅館とは反対方向に向かって歩き出します。100mほど歩いたら到着するのでそんなに遠くありません。
すぐ横に流れている川(黒薙川)がとても綺麗で日頃の疲れが癒されます。
段々と近づくにつれて硫黄の匂いがしました。
河原に隣接する「大露天風呂」は広さ28畳ほどあり、浴低には地元「黒部川」の天然石が敷き詰められています。
「大露天風呂」は基本的に撮影禁止となっているので、黒薙温泉旅館の公式動画にてぜひ、雰囲気を感じてみてください。
着替えは男性用と女性用のテントが準備されており、1人もしくは2人くらいまでは入れるほどの大きさでした。
【大露天風呂】
泉質:弱アルカリ性単純温泉(低張性高温泉)
効能:神経痛・筋肉痛・五十肩・慢性胃腸消化器病・冷え性・痔病・関節痛・運動麻痺・打ち身 他
露天風呂は混浴のため、バスタオル・水着も着用可能です。
入浴可能時間:6時から20時(朝と夜に男性・女性用の専用時間を設定。時間は季節により変わります)
今回、「大露天風呂」に着いたときは、女性の方は入浴されておらず、年配の男性が数名入っておられました。
バスタオルや水着を着用して入っても良いとのことだったので、バスタオルを巻いて入ろうかと考えていたのですが、一緒に行った友人が恥ずかしいというので、今回は断念することにしました。
確かに、女性の方が何人か入っていたらまた違ったのかもしれませんが、男性の方が多いと女性には少し入りづらいかもしれませんね。
その場合は夜に入りに来たり、女性専用の時間に入りに来るなどが出きる泊まりの方が良いかと思いました。
女性専用露天風呂「天女の湯」
こんなに、大変な思いをしてやってきたのに、簡単に「大露天風呂」を断念したのには理由がありました。それは、受付で黒薙温泉旅館のなかに、女性専用の露天風呂があるということを聞いていたからなんです。
女性専用の露天風呂は「天女の湯」といって、とっても解放感溢れる露天風呂でした。山に囲まれた露天風呂のすぐ横には川が流れています。人の気配もなく川の流れる音、涼しい風が吹き抜ける大自然のなかタオル1枚で温泉を満喫することができます。
温泉のそばには、ベンチがあって熱くなった体を休めながら美しい川を眺めることができて感動しました。正直、今まで入った露天風呂のなかでも1番といって良いくらい最高の露天風呂だったと思います。女性の方にはぜひこちらもおススメします!!
※一部の時間帯においては男性専用の時間も設けられているみたいです。(時間は季節によって異なる)
また、内湯もあるので髪や体を洗う場合は内湯での利用になります。
休憩室
お風呂から上がったら休憩室でゆっくり休んでから帰りましょう!!
携帯も使えないので、本がたくさん置いてありました。何も考えずぼ~っと過ごすのもアリです。
今回日帰りで来たのでこの後また来た道を歩いて帰ると思うと帰りたくない気持ちでいっぱいなのですが(笑)
次回は泊まりで来たいと思います。
黒薙温泉
富山県黒部市宇奈月町黒薙
TEL:0765-62-1802
日帰り入浴受付時間
9:00~15:15まで
まとめ
今回紹介させて頂いた黒薙温泉は、実際に行ってみて本当に良かったので気になった方はぜひ行って「露天風呂」に入ってみて欲しいです。たまには、何もせず温泉に浸かり大自然を感じてみてはいかがでしょうか。