こんにちは^^富山応援し隊みこりんです。
今回の富山探検は森林セラピー地区としても認定されている、上市町にある眼目山立山寺(がんもくざんりゅうせんじ)をご紹介したいと思います。

最近では映画のロケ地としてこちらの栂(とが)並木の風景が使われたことから、知っている方も増えてきたように感じますね。

眼目山立山寺のおすすめスポットや御利益、御朱印まで徹底解説したいと思いますので、ぜひ記事を参考にして足を運んでみてください。



眼目山立山寺

眼目山立山寺は1370年に大徹宗令禅師により創建された曹洞宗の名刹で、
上市町の眼目(さっか)地区にあるため、眼目の寺(さっかのてら)とも呼ばれています。

眼目山立山寺のまわりは山々に囲まれており、ときおり聞こえる鳥の声に耳を澄ましながら散策すると、日頃の疲れがスッと軽くなるまさに癒しのパワースポット。

映画のロケ地にもなった栂(とが)並木

眼目山立山寺といえば、栂(とが)並木というくらい有名な場所ですが、
2018年に公開された岡田准一さん主演の映画「散り椿」のロケ地としてもここの栂(とが)並木の風景が使われたことから、知名度はさらに上がったと思われます。

栂(とが)並木の参道では新兵衛(岡田准一)が馬に乗って子どもを助けるシーンや、
里美(黒木華)が新兵衛を追いかけるラストシーンの撮影が行われました。

映画を観た方は、栂(とが)並木を歩くだけで、名シーンがよみがえってくるのではないでしょうか。
栂(とが)並木が映っている「予告編」↓↓↓

岡田准一さんが歩いた栂(とが)並木にいるだけでも感動なのですが、
栂(とが)並木は県指定天然記念物に指定されており、約300m続く並木道を歩くだけで本当に心が癒されるのでおすすめです。

木漏れ日が降りそそぐ静かな並木道には樹齢400年の木が並んでいて、これほど巨木な並木は県内ではここだけと言われています。

上を見上げると圧巻の風景がありました。幹の太さからも長い歴史を感じることができます。

本堂

栂(とが)並木を歩いて進んで行くと本堂に続く総門から、三門、中雀門が左手にみえてきます。

入ってすぐ右手には六地蔵がありました。

三門は400年前、左甚五郎の作と伝えられているみたいです。

調べてみると、左甚五郎さんとは江戸時代に活躍したとされる伝説的な彫刻職人でした。

三門を抜け、中雀門につくと、鐘楼のかたちをしているところから本堂が見えてとても可愛いつくりになっていました。

中に入ると廻廊には33体の石仏観音像が鎮座されています。

廻廊を進んで行くと、トイレの神様で有名な烏枢沙摩明王像が祀られている場所がありました。思っていたより見どころが満載です。

こちらが本堂。扉が閉まっていて中が見えないので少々不安になりますが、気軽に入って大丈夫です。

中には誰もいませんでしたが、突然アナウンスが流れだし驚きました。。

人を感知して流しているのか、一定の時間になったら流れるのかわかりませんが、心臓に良くないですね(汗)

諸願成就と家内安全のろうそくを立ててお祈りさせていただきました。

本堂前には天然記念物の銀木犀や、らかんまきといった樹齢約300~400年の大きな木があるのでこちらも見逃さないように。

御朱印とお守り

少しですが、お守りやパンフレットなどもあるようです。

本堂のなかにあるショーケースに見本が置いてありました。

欲しいものがあったら、本堂横の総受付でお声をかけて、頂くことになります。

そして、総受付のほうで頂いた御朱印はコチラです。御朱印帳は置いていないということだったのですが、貼り付けるタイプのものだったので御朱印帳を忘れてしまっても大丈夫でした。

座禅石コース

本堂を出て「座禅石」を見に行くことにしました。

座禅石とは、きこりに身を変えた立山権現が大徹禅師と7日間この石の上で禅を組み、禅師から教えを受けたとされており、立山権現は師の教えに深く感じ入りこの地に寺院を築き仏の教えを広めてほしいと禅師に依頼、禅師も快く承諾されたため七堂伽藍をもつ大寺院が建立されたと伝えられているそうです。

※立山権現は立山の山岳信仰と修験道が融合した神仏習合の神であり、阿弥陀如来を本地仏としている

どのくらいで着くのか全くわからないまま行ったのですが上がったり下ったりと予想以上に大変でした。

あんまり行く人がいないのか、誰とも会わず…ひたすら山を歩いて行きます。。

途中で家みたいなところに出て、もうすぐ着くのかと思ったらまだ先でした。

ちょっともう引き返そうかなぁなんて心が折れそうになって来るので、2人以上で歩いたほうが心強いかもしれません。

竹やぶを抜け、苦労してたどり着いた「座禅石」はコチラ

座禅石のまわりは柵がしてあって近づくことは出来ませんでした。それにしても苔が凄い…

足場が悪いと、ここまで来るのは滑ったりして危ないので注意が必要です。

座禅石は、正直すぐに見終わってしまったのですが、少し進んでさらに行くと大徹禅師のお墓があります。

それを囲むようにして歴代住職のお墓が配置されていました。

かなり苦労してたどり着いた感のある座禅石でしたが、後で調べたところ座禅石コースから行くよりも駐車場横にあるお墓の前を通って行くほうが近道だったらしいです…。
体力に自信の無い方や年配の方はそちらのルートから行くことをおすすめします。

座禅石コースとは別に大観音コースというのもあるのですが、こちらは櫛形山まで登って行く道中に33体の石仏がある座禅石コースよりもハードな道のりになっているみたいです。

行ってみようとは思ったのですが、最近富山県では熊に襲われる事件が多発しており、安易に行くのは危険と思い断念しました。

行かれる方は熊対策なども考えて行かれたほうが良いかと思います。

駐車場

本堂のすぐそばにある駐車場は、約20台ほど停められるスペースがあり、車でいっぱいになっていることはあまり見たことがないので余裕で停めることができると思います。

眼目山立山寺
〒930-0422
富山県中新川郡上市町眼目15
TEL:076-472-0699
営業時間 6:00~18:00(閉門は時期により異なる)
料金 無料
休業日 年中無休

まとめ

眼目山立山寺には中学生のとき以来に来たのですが、大人になってから訪れるとまた違った目線で色んなことを感じました。特に栂(とが)並木は映画のロケ地になるのも納得の素晴らしい場所だったので、映画ファンの方も、癒されたい方にもおすすめのスポットです。ぜひいちど訪れてみてくださいね。